種も仕掛けもない
ただただ欲に溺れたの
姉様の言う事聞きたくない
私だけなんて酷すぎる
くすんだ鏡に触れてみて
綺麗なものほど汚れるわ
ノックが聞こえてドアの向こう
何も知らない魔法使い
おんぼろな服で飛び出せば
光の魔法に包まれる
優しい優しいあなたから
王子様の愛、受け取るの
ガラスの靴はわざとでも
時間が溶けたの予想外
光が弾けた想定内
幼き心で踏み込めば
ぴったりハマった王子の愛
少しキツいと思ったわ
それは誰も知らない秘密だわ
不敵な笑みを浮かべたら
さよなら、私、消えちゃった
そっと鏡に触れたなら
黒いところが見えてくる
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