新規登録 ログイン
君の気持ちなんて考えたこともなかった・・・これからも考えることはないだろうけど
sakusikatarou 投稿 - 2017/10/09 更新 - 2017/10/11 2 Comments 296 Views
good投票
yumemigati3
ポッケに君を招き入れて 大事に大事に握りしめた
汗で湿ってしまわないかな 少し心配になる
電車に乗ったら丁度いい 空席があったから
君と同じタイミングで座った

最近君を見なくなった 会いに行こうと
思えばいつでも 君に会えるのに
ぼくのポッケにあったはずの 君の温もりはなくて
それでいてその温もりも思い出せない

いまここにいるほとんどの 人は君の大切さなんて
忘れてしまってさ 違う温もりで生きてる
子どもが握りしめながら ママに微笑んでいる
その笑顔も いつか消えてしまうんだろう
  
数年君を見なくなって いつの間にか
僕もそれに慣れてきてしまっている
ぼくのポッケにいつもあった 君の温もりを
思い出そうともしないぼく

おじいちゃんおばあちゃんは君の温もりを
ちゃんと覚えてるって 時代の流れは早いって
どうして なんで 僕は思い出せないの
君がいつも笑顔で手を差し出してくれていたのに

もう君を見なくなって 涙もなくて
当たり前のようにすれ違う まるで他人のよう
きみはあの日からもずっと 僕を待ってくれてるのに
ぼくの傍には今日も 君はいない 

君はいない 君はいない
タグ :
[ 編集 ]

2 Comments

yumemigati3yumemigati3
2017/10/10
切なくて深くて、物語の中に引き込まれて突き放されたような、不思議な感覚を覚えました。
ステキな世界観ですね。GOODさせていただきます。
sakusikatarousakusikatarou
2017/10/11
yumemigati3さんコメントありがとうございます。
君は「人」ではなく「物」として書きました。
君とは何なのか考えてみるのも面白いかもしれないです。

ちなみに試しで友達に読ませてみたんですがすぐにばれましたねw
Add a comment - 1000文字以内でご入力下さい。HTMLタグは使えません。
コメントを投稿するにはログインして下さい。初めての方は無料のユーザー登録を行って下さい。
ログイン 新規登録