いつの間にか長くなった袖にも気づかず
どこかで聞こえるあの鈴の音
少し肌寒くなったな
なんとなくで歩いた帰り道は楽しくてさ
静かに暮れゆくあのオレンジ
少し寂しそうな顔してた
さよなら
そう言われた気がしたあの日
足下 伸びていた影は無意識にも
君を追いかけていたのかな
今さら
あの曲がり角の向こうが気になって
そこから君が出てくるんじゃないかって
驚いた?って言われたいな
なんて
いつもよりちょっと長く感じる夜のせいで
余計なことばかり考える時間
そんなのいらないのにな
さよなら
いつの間にか変わってた見慣れたはずの登下校の道
甘く香る金木犀の香りがまた僕をあの日に戻すよ
さよなら
そう言われた気がしたあの日
やっぱり変わらず思い出のままで
色褪せながら 漂いながら
今ならもうわかる気がするんだ
あれから世界は止まることなく動いて
君を忘れさせるんだって
いつの間にかコートを羽織る季節になって
街から消えた音や色や時間と同じように
僕も消して
4 Comments
2017/10/02
情景が豊かできれいで、特に最後の一文は、深いですね。
キミを忘れた僕はもう僕では無い的な。もう、GOODしちゃいます!
2017/10/03
コメントとgoodありがとうございます。
自分で作りながら、まだまだ表現力が足りないって感じてました…汗
もっと頑張ります笑
2017/10/04
さくさんもおっしゃってる通り
最後の一文がこれ…
自分はなんか書くとき
結構最後は頭抱えるんですよ
どー締めたら一番作品がまとまるかなーとか
かっこよくなるかなーとか
これ以上はない!ってのを探すんですけど
僕もけしてってかっけーなぁ
切なくてかっこいい
good♪
2017/10/04
コメントとgoodありがとうございます。
見つけていただき感謝です笑
わかります!自分も最後どう終わらせようか迷います。
いい感じにいけばそれがタイトルになるぐらいバシッと決まるんですけどね。。