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舶来の富は堆く
asakist 投稿 - 2017/09/20 更新 - 2017/09/22 2 Comments 391 Views
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bonchan
呼吸を止め逆巻く摺りガラス越しの星の花
散りしも身動ぎ託された被覆の歌木霊

飽きだした祈りには煩いの拍手を置き
耐えようとする技師の繰り出した明りが目を刺した

地上は青海路は黒同衾には赤々と
残らず息吹く機械へと囁く雲の傘

慈しむ景色へとそれたちは基準を生み
耐えようとする技師の繰り出した明りも馴染ませた

どこからどこまで吹いては過ぎる
風へと受け取る知らぬ灯し火
どこへと行くかと問えど応えぬ
もとより答えも持たぬ灯し火


うみねこ鳴く低さに舶来の富は堆く
見知らぬ資本に躍り出す心の正直さ

広がりは可及的不易にも流行りを変え
耐えようとする技師の見つめてる明りに賛美なく

どこからどこまで吹いては過ぎる
風から受け取り繋ぐ灯し火
どこから来たかと問えど名乗らず
もとより名前も持たぬ灯し火
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2 Comments

bonchanbonchan
2017/09/21
初めまして、bonchanと申します。
言葉のセンスが素晴らしくて羨ましいです。
asakistasakist
2017/09/22
bonchanさん
初めまして、コメントありがとうございます。

中国で売ってる海賊版DVDの吹き替えのような、
不気味な語感を楽しんでいただけたらと思います
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