誰も知らないこの街で
流れるは懐かしきあの歌
通りすがる人の背中さえ
一瞬で優しく見えてくる
だけど 困ったよ
この音は一人で聴くには ちょっと痛い
HAPPY溢れる曲なのに 鼻の奥がツンとする
アスファルトにパタパタと落ちる雫
滲む 雑踏のスクランブル交差点
どこ探したって いないし会えないし
それでも あたし、歩かなきゃ
何も知らない時に遡って
最初のコールから始めたい
いつも選ぶ道を違えたから
今度こそ 大切にしたいな
だけど 困ったな
「元気してる?」の一言すら ちょっと送れない
気軽でイイはずなのに もっと辛くなる気がする
アスファルトをバタバタと駆けて行く
進む 時間は結局止められないのよ 知ってる
どうしたって 今は今だし 過去は過去
それを抱えて 人は生きて行くもの
願わくば 駆けた未来のずっと先で
互いのシワを数えながら笑いあえたら
それでいい それがいい
アスファルトにパタパタと落ちる雫
滲む 雑踏のスクランブル交差点
どこ探したって いないし会えないし
それでも あたし、歩かなきゃ
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2017/09/10