かじかんだ手をポケットに入れて
懐かしい電車に乗った
白鳥が鳴く故郷
春の匂いがする
宿なしの鳥のように
そこら中を飛び回ってきた
羽をひろげ 広い世界に
僕は飛びたったけど
いつからだろう
止まり木を探してる
風の中にある未来を追って
何を手にいれた?
ふと窓に映る顔
少しやつれていた
何かが変わったのだろうか?
窓の外を眺めてみる
風にふかれ回る風車
街を見下ろしている
道端の桜並木
何もかわらないまま
美しい場所はいくつもあったけど
帰ってきてしまった
心が満ちるのを待って
また一から始めればいいか
空の青にとける思い出
胸の中で翼になる
僕は僕らしさ抱いて
どこまで飛べるだろうか?
どこまで飛べるだろうか?
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