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Wonder_one_star 投稿 - 2017/07/19 更新 - 2023/03/26 3 Comments 1112 Views

全速力で自転車で駆け抜ける　
いつもの路地　いつもの空気　いつも通りに暮れてゆく夕暮れに染まり
だらしないシャツも傷跡もそのままで　
この街には不釣り合いなシスターに挨拶するんだ

生まれた境遇や育った環境も手も目も血もみんな
違って当然だ　どこにも等しさはない　そして　僕は僕でしかない

悲しみはもういらないよ　少しづつ　わかりかけてるんだよ
今あるものを慈しみながら　まだ足りないものを探しに行こう
悲しみはもういらないよ　夕べの弱音は忘れたよ
誰にだって自由に等しく　与えられているものは　無限の未来だけだ

この街にそっと　たどり着く人々　
むやみやたらに理由は聞くな　そう大人たちが言ってた意味が分かる頃
100の言い訳より0の深い沈黙に　
懺悔のような誠実さを見た　過去のない人なんていない

誰かの美しさに僕らの日常が届かなくても
嘆くことなんてない　ダイヤの物差しで命の凄さは測れやしない

悲しみはもういらないよ　この街はまぶしすぎるんだよ
どんなものからでも　美しさを見いだせる　力を　失くしはしない
誰にも知られない場所で　咲き続ける花はあるんだよ
目に見えてるものだけが　この時代のすべてを　動かしているわけじゃない
　
行こう　この道はもう　悲しい過去には繋がっていない
行こう　時の流れは　僕らのどんな痛みも　和らげてくれる味方になる

「いつか捨ててしまった名前を　忘れてしまった帰り道を
二度と思い出すことなどなくても生きるべき理由はいくらでもある」　

一人飲み込んだ言葉を　静かに押しころした涙を
苛立ちや　わがままと　ぶつかりながら　もっと人を知りたい

悲しみはもういらないよ　少しづつ　わかりかけてるんだよ
今あるものを慈しみながら　まだ足りないものを探しに行こう
悲しみはもういらないよ　夕べの弱音は忘れたよ
誰にだって自由に等しく　与えられているものは　無限の未来だけだ

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