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忘れられるのは酷なことです
kinoko0929 投稿 - 2017/07/12 更新 - 2018/06/23 4 Comments 2406 Views
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moonlightenseikan
たとえるならば褐返し
出口の見えぬ 闇の色
逃れられないこの暮らし
とわに思える 果ての色

ひとつ ひとつ 物事を
教えてくれた 母が今
ひとつ ふたつ 日常を
手放してゆく 難破船

一度沈んだ想い出は
二度と水面に浮かばない
ぼくが誰かもわからずに
母は波間に父をよぶ

ときに ともに 沈もうと
よからぬ思い よぎる宵
なのに なぜに あどけない
母の寝顔に 手をとめる

誰のせいでもないことを
知っているからやりきれぬ
いっそ誰かのせいならば
やつあたりして気も晴れる

深い 深い 海の底
寄せてはかえす 負の感情
暗い 暗い 海の底
たしにもならぬ 世の同情
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4 Comments

manbou0502manbou0502
2017/07/13
中島みゆきっぽくて好きです(^^)
詞もまとまっていてスッと入ってきますね。
kinoko0929kinoko0929
2017/07/14
マンボウさん、コメントありがとうございます。
少しでも気に入っていただけたなら、とっても嬉しいです。
内容が内容だけに、恐る恐るの投稿でした。。。

kayumakayuma
2018/06/22
ひょっとして認知症をテーマにした歌詞でしょうか? 私も認知症の家族の面倒をみていたから辛さはある程度わかるつもりです。注意すべきこととして、火の用心、使う必要のない鍵はテープを貼るなど使えなくしておく、また、詐欺師が侵入することもあります。ストレス解消の第一は人との会話ですね。
kinoko0929kinoko0929
2018/06/23
Kayumaさん、コメントをありがとうございました。
これはタイトルを先に決めてから書き出したもので、
最初は認知症をテーマにするつもりはなく、
深い海→暗い→鬱々とした気持ち、
といった感じでできあがったものでした。
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