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昔の作品。風船に手紙つけてやりとりできたらいいなあ…と思っていたようです。
aska 投稿 - 2010/07/05 更新 - 2011/06/13 0 Comments 706 Views
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風をきって 海をこえて
僕の想い 君に届け

君が旅立ったあの夏から もう幾年と過ぎたね
今も異国を巡っているのですか?
頼りないその手首にふたつ 結びつけたミサンガは
今も変わらず風に揺れてますか?

ノッポのソテツがたたずむ便箋に想いをつづって
瓶のフタで 封をすれば
ボトルシップさ

風をきって 海をこえて
「お元気ですか? 僕は元気だよ」
たったそれだけの言葉伝えたくて
水平線 はるか彼方
君のもとまで届け この想い
きょうもこの島は太陽のもとでひかるよ

この広い世界のいろいろな まだ見ぬものに会うため
君は後ろを振り返らなかったね
耳にあてれば波音響く 君がくれたカイガラは
今も首にさげて大事にしているよ

ハイビスカスのように紅い 風船に想いを託して
ぎゅっと紐で くくったら
高く放った!

風をきって 海をこえて
「暑い日が続くね 大丈夫?」
なんて君は雪国にいるのかもね
銀世界に 出会ったなら
結晶を僕にも見せてほしい
僕も星の砂つめて送るからね

雨をけって 嵐を抜け
町をわたる 気球のように
どこか堕ちて 割れていても
君が僕を 覚えてるから平気でしょう?

風をきって 海をこえて
「お元気ですか? 僕は元気だよ」
たったそれだけの言葉伝えたくて
水平線 はるか彼方
年老いてしまっても思い出す
きょうもこの島は太陽のもとでひかるよ
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