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インビジブルレイン
portame 投稿 - 2017/07/05 更新 - 2017/07/07 2 Comments 534 Views
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yumemigati3
不穏な雲行きの中 僕らは手を取り合った
降り出した雨空に ふたり隠れるように 傘を差して

世界から逃げたように
まるで切り離されたみたいに
溶けていった心 空に奪われたまま

降り続けていた雫が
温もりも奪って 夜を思い出させる

頬に手を当てれば ほら
寄り添う額が重ねた祈りを紡いで
君は泣いていたね
ごめんね、その顔の星を見届けているだけ
あの時だってそう 泣くな、バカ


祈り続けることにも 僕らは疲れ果てて
降り続く雨雲が 去ってしまわぬように 憂い続け

太陽忘れたように
まるで見たこともないみたいに
沁み出した祈り 夜を押し広げてく

移り変わりゆく世界に
いつか気づいて 空を思い出しては

頬に手を当てれば ほら
悲しそうにも不思議そうな顔してみては
君は困っていたね
ごめんね、その顔に笑顔を届けられなくて
今更なんでだもう 泣くな、バカ




頬に手を当ててみたとき
悲しそうにも不思議そうな顔していたのは
僕のほうだったね
ごめんね、その顔に笑顔を届けられなくて
今も胸締め付けている
もう悲しみこらえ笑顔だけの顔をしてみせた
君を思い出しては
さよなら、最後には笑顔で見送ってくれて
今更微笑んでは 泣くな、バカ
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2 Comments

yumemigati3yumemigati3
2017/07/06
すっと胸に染み込むような作品作りはさすがの一言ですね。
堪能いたしました(笑)。
portameportame
2017/07/07
>さくさん
コメント&goodありがとうございます!

堪能いただき、ありがとうです(笑)。
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