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願いを叶える星なんて、僕は見たことがない
sikito 投稿 - 2017/04/29 更新 - 2017/04/30 2 Comments 371 Views
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灰色の空 ちらつく雨
風が通る度 傷口が開く
伸びていく影 暗く染まる未来
どうやら今日は星が見えないらしい

笑うことに必死で いつしか
楽しむことを忘れたようだ
ビルの谷間から聞こえる声
「君ももう立派な大人だ」

願うことで何か変わるのなら
僕はいくらでも空を見上げる
悲しい ことで成長するなら
僕はまだ子どものままでいい
おやすみ

青色の空 見えてたのに
いつしかそれさえ 濁っていたんだ
伸びていく影 黒猫が呟く
「久しぶりずいぶんつまらなそうだね」

傷つくことに慣れて いつしか
傷つけかたを覚えた なのに
ナイフを持つ僕の右手が
君にしか向かないのはなぜ?

優しい声が 心が 眩しくて
望むことさえ烏滸がましい
神様 だって見放したようだ
面白くて涙が落ちそうだ
なんてね

失敗ばかり繰り返して
生きることをやめそうになって
それでも 全部忘れるなら
辛くても 痛くても 消えたくないと思う
弱虫を誰か 見つけてよ

願うことで何か変わるのなら
僕はいくらでも空を見上げる
やっと見つけた流れ星
燃え尽きてしまう前に

優しい声が心が眩しくて
手を伸ばしてしまう
そうなる前に誰か
僕を壊してよ

「生きて」いたいんだよ
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2 Comments

yumemigati3yumemigati3
2017/04/29
はじめまして。

全作品拝見いたしましたが、閉塞間の中であがくシチュエーションの作風が結構僕の好みでした。
この作品では、対比されたフレーズの使い方が上手いな、と。

ところで、作者コメントがとてもステキでした。
ので、作品の中に落とし込んであったら、もっとよかったかな~(笑)。
sikitosikito
2017/04/30
yumemigati3さん、コメントありがとうございます!自分にとっての初コメントなのですごく嬉しいです!
歌詞の方は自分の考えをこじらせた結果ですのでお褒めいただきありがたいのですが、コメントの方は作詞後に考えているので………(笑)なるべく参考にさせていただきます!
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