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別れの詞です。1番と2番で言葉の選び方を少し変えました。
manbou0502 投稿 - 2017/04/23 更新 - 2017/09/22 2 Comments 308 Views
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潤む目を拭う仕草が
妙に似合う貴女の
首飾りが
風に揺れている

遠い目で見つめる場所は
僕にはもう見えない
海や街が
そこに在るのだろう

貴女がくれた愛は
あくまでも貴女のもので
だからこそ
僕の手の中で光る

生まれた理由や 生きる言い訳を
唇 重ねて
交わし合っていた
それでも言葉が すぐに追い越して
二人の隙間を
埋めてしまっていたんだ


昨日ばかり見るこの目に
今日と違う明日を
花盛りは
遠に過ぎたけど

青い芽を出したその日に
涙で水をあげた
枯れる時も
同じ水をやろう

貴女がくれた愛は
いつまでも貴女のもので
離れても
霞む面影を照らす

静かな自由に 風が吹き抜けて
あの首飾りを
思い返していた
今にもドアから 貴女が来そうで
独りの隙間を
影が飾っていたんだ


消せない 海辺の絵の様な
綺麗な幻
そういうものだけで過ごせたら
消えない 窓辺の陽の様な
小さな喜び
そういうものだけを愛せたら


貴女が残す愛は
いつの日か空の彼方へ
だからこそ
僕も羽ばたいて行ける

生まれた理由や 生きる言い訳を
分かち合う度に
優しさを知った
今では言葉が 底を突きそうで
形の無いもの
だけを求めているんだ


潤む目を拭う仕草が
綺麗だった貴女の
首飾りは
海を流れて

遠い目で見つめた場所が
僕にもまた見えたよ
それをいつか
唄として紡ごう
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2 Comments

yumemigati3yumemigati3
2017/04/23
淡々とした描写が一段と喪失感を際立たせていますね。
一貫して主観的な書き方で、とても読み易かったです。
manbou0502manbou0502
2017/04/24
さくさん、コメントありがとうございます!

一つの視点からつらつらと書いてみました。
喪失感伝わってよかったです!

ありがとうございました!
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