胸に咲くレトロ
懐かしむ事で動く夕景
思い出す度に
必死に刻んでいる歌
めくるめくレトロ
時々 愛を隠して 浮いて
掴み取る頃は
どこかが途絶えているから
“野良猫を追って
ひたすらに駆け回って
疲れた頃には
涙を堪えていた”
思い出たちは 深く埋もれて
掘り返される日を待っている
砂漠の下で
埋もれている
胸を裂くレトロ
恥ずかしい事も数え切れず
誤魔化すみたいに
必死に叫んでいる歌
舟を漕ぐ様に
進んでは見つめてゆく風景
たまに振り返り
漕ぐ手を止めたくなるから
“自転車に乗って
北風に立ち向かって
転んだ膝にも
涙を落としていた”
幾星霜前 消えた光に
願いを掛けている人がいる
砂漠の上で
願っている
“傘を忘れたら
ひとしきり雨が降って
隣においでと
優しさの声がした”
思い出たちは 深く埋もれて
掘り返される日を待っている
砂漠の下で
埋もれている
幾星霜前 消えた光に
願いを掛けている人がいる
砂漠の上で
願っている
始まる時も 終わりゆく日も
涙を流すのは意味がある
砂漠と海が
混ざってゆく
胸を発つレトロ
幾つもの愛を隠しながら
砂時計として
砂漠を刻んでゆくから
懐かしむ事で動く夕景
思い出す度に
必死に刻んでいる歌
めくるめくレトロ
時々 愛を隠して 浮いて
掴み取る頃は
どこかが途絶えているから
“野良猫を追って
ひたすらに駆け回って
疲れた頃には
涙を堪えていた”
思い出たちは 深く埋もれて
掘り返される日を待っている
砂漠の下で
埋もれている
胸を裂くレトロ
恥ずかしい事も数え切れず
誤魔化すみたいに
必死に叫んでいる歌
舟を漕ぐ様に
進んでは見つめてゆく風景
たまに振り返り
漕ぐ手を止めたくなるから
“自転車に乗って
北風に立ち向かって
転んだ膝にも
涙を落としていた”
幾星霜前 消えた光に
願いを掛けている人がいる
砂漠の上で
願っている
“傘を忘れたら
ひとしきり雨が降って
隣においでと
優しさの声がした”
思い出たちは 深く埋もれて
掘り返される日を待っている
砂漠の下で
埋もれている
幾星霜前 消えた光に
願いを掛けている人がいる
砂漠の上で
願っている
始まる時も 終わりゆく日も
涙を流すのは意味がある
砂漠と海が
混ざってゆく
胸を発つレトロ
幾つもの愛を隠しながら
砂時計として
砂漠を刻んでゆくから
2 Comments
2017/04/14
なんか風景が生きてるような
不思議な感覚
砂は、砂漠は色んな涙を見てきたんだろうなーと
時間の経過とその忘却の度合いなもんが絶妙で
何度も読み返してしまいました
good押させて頂きます♪
2017/04/15
丁寧に描写するというよりは、僕の漠然とした時間のイメージをそのまま放り込んだ形になったので伝わるか心配でしたが、素敵な感想をいただけて嬉しいです!
読み返しまでしてもらえて感無量でございますm(__)m
ありがとうございました!