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ホームレス・浮浪者の方の目線を想像して書いてみました。テーマがちょっと重めなのでやわらかさを意識しました。
manbou0502 投稿 - 2017/04/09 更新 - 2017/09/22 0 Comments 409 Views
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駅前では孤独な群れが散り
それにすら僕は混じれない

昼前からひたすら雨が降り
傘を持つ同士 弾き合う

争うなとは言わないが
少し鳥の真似をしてみなよ
いろいろ見えるだろうから

なんてね 通りすぎる風に
名前を付けただけさ
“愛を授かった生き物たち”
晴れたら その傘を閉じて
どこまで行くのだろう
愛を授かって何を探す?
疎ましいかな
羨ましいんだよ
せめて心で話させて


いつから 通りすぎる風と
自分を分けたっけな
愛を授かって生まれたはず……
晴れたら 少し目を閉じて
光を思いだそう
愛を授かったあの光を
麗しいかな
疑わしいけど
今はとりあえず眠ろう


夜が明けて
目を開ければ
小さな傘が
陽の光の影として
汚れた僕の屋根として……
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