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透明な僕らはいつの間にか周りの色に染まっていった。
自分の色も持てず、世界に触れるたびに濁っていく
僕の身体に挟まれた白は一体何色になってしまうんだろう
自分のなりたい色でさえわからなくなりそうだ。
世間を上手く渡れる君は、薄っぺらいと笑われ、
世界に戸惑う僕はいらないと捨てられるんだろ?
自分の色も持てないこの場所で
生きてゆくことしか僕は知らないから、
触れられた他人の色に染まり続けるんだ。
いつか黒く濁ったそのときには、
笑顔でこの場所から逃げ出すよ。
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