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まだ肌寒い川沿いの道を歩きながら
浮かんだ星を拾い集めて君に渡そうか
なんてそんなこと考えてたらつまづいて
バカみたいだなって一人 笑ってた
あの曲がり角をまがれば君の家が見える
なんだかいつもより緊張してる自分がいるんだ
何て言ったら君は出てきてくれるだろうか
馬鹿げているぐらいが丁度いいのかな
『今夜 流れ星を見に行こう』
ふたりの願いを確かめ合いながら
暗くなった足元に注意して
君の手をひくよ ねぇ
いつかあの場所で話したことや
ふたりで見ていた星の数なんかも
ひとつ ふたつと数えるころには
忘れてしまうんだろな
こんな気持ちの正体はいっそ隠して
見つからないようにと流れ星に託した
なんで今更 僕は探しているんだろうか
どうかもう一度だけって思ってるんだ
『今夜 星を浮かべたらどうだろう』
ふたりの願いが重なり合うように
かじかんだ君の手をとって
ポッケの中へと ねぇ
いつかあの場所で話したことや
ふたりで繋いだ星座の名前さえも
今じゃあ懐かしい思い出に変わって
頭の中の宇宙を飛び回る
まだ肌寒い川沿いの道を歩きながら
浮かんだ星を拾い集めて君に渡したんだ
綺麗だねって言って君が微笑むから
どうかもう一度だけって思ったんだよ
2 Comments
2017/01/07
この前流れ星を見たことや、元から星がすきということもあって、
この詩の雰囲気や言葉選びに惹かれました。
また見に来ます。
2017/01/07
コメントありがとうございます。
すごく嬉しいコメントでした。
こちらこそ毎回作品拝見してます。
またよろしくお願いしますm(_ _)m