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あなたの心には波もたてられないの…?
polaris11 投稿 - 2016/11/26 更新 - 2016/11/26 2 Comments 418 Views
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A 満たされていた 雨の色も
あなたの姿を隠してしまった
ひび割れた器は 雨を弾いてる

あなたの帰るべき場所は
今は もう 私じゃないの…?

B あなたの服についた 私の涙も
縋った時についた そのシワも
あなたの心には波もたてられないの…?

S いつか連れていってくれた 海の色
揺れる波はまるで 私で
だけど いまの あなたは まるで
はるか遠くの渡り鳥

ねえ あなたは 私を置いてどこにいくの
はるか遠くの渡り鳥



A' 色褪せていく 二人の写真
あなたの笑顔も忘れてしまった
日々を過ごす私は 雨に涙する

あなたの帰るべき場所に
もう 私は なりたくないのに…

B' あなたの声に震えた 私の躰も
忘れた困り顔に 私は泣いてしまう
あなたを想うには私は弱くなってしまったの

S' いつか連れていってくれた 海の色
波の響きはまるで 私で
だけど いまの あなたは そう…
旅立つ前の渡り鳥

震える声でしぼりだした
「もう どうか 私を忘れてください…」
最後の言葉を聴いて 一言残して
あなたは飛びだった 今
はるか遠くの渡り鳥


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2 Comments

manamomanamo
2016/11/26
ひからさん、こんにちは(*^^*)
「あなたの心には波もたてれないの」
これが海の波と掛けられてて良かったです。
せっかく渡り鳥がテーマなのですから飛んで見える海、帰る場所だけではなく、翼の感覚なども取り入れて綺麗な言葉を綴るのもアリかなと思いました。
polaris11polaris11
2016/11/26
まなもさん、コメントありがとうございます。
そうなんですよねー(ノ_<。)りくりさんの「君の空」拝見させて頂いたのですが、すごく綺麗ですよね…。

私もあんな風に書きたいと思いつつも、この作品の一応の弁解として…(笑)
この作品は好きな人が出ていくのだけれど、未練が絶ちきれていない女性の歌です。渡り鳥はマイナスなイメージで用いられていて、確たる理由も分からず出ていく男に対して、この女性なりの精一杯の皮肉…として一応使っています。
海や波もこの女性が不安を漂っていて…なんて意味も込めて選んだり。

まあ、伝わらなければ意味がないのが難しいところですよね。
もっと精進します!笑
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