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さようなら。
mizumizu 投稿 - 2016/10/31 更新 - 2016/11/13 3 Comments 617 Views
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tk77


きみが手を振った

ぼくはその行方を探した

あの日はやけに静かで

世界が終わった後みたいだった




春も夏も秋も冬も終わって

新しい何かが芽吹き また終わる

死んだ鼓膜が震えたのは

懐かしい声がしたから




夢ならもう忘れるよ

そこにきみはいないんだろう

閉じた瞼の隙間から

きみが顔を覗かせていた




ぼくに手を振っていたんだ




あぁ
グッバイ
それはグッバイを示していた
グッバイ
それはグッバイとよく似ていた
グッバイ
ぼくはグッバイの意味を知らない
グッバイ
ぼくはそんなの知りたくもないや






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3 Comments

airuairu
2016/11/12
とても切ない詞ですね。
主人公が好きな人といる事の出来ない寂しさと哀しさがひしひしと伝わってくる作品だし、表現が豊かなので本当に流石だなと思いました!
mizumizumizumizu
2016/11/12
亜依瑠さん
コメントありがとうございます。
切ない感じの詩が好きなのでそう思っていただいて嬉しいです。
また頑張ります!
mizumizumizumizu
2016/11/13
tk77さん
goodありがとうございます!
嬉しいです。
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