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彼女が愛する人に変わるその瞬間を見てた
何気ない帰り道の途中 繋いだ手と手の中から
四季折々に混ざりこんで色付く時を待ってた
それはあまりに自然で見逃してしまいそうなサイン
君に代わって僕が笑っているのはきっと
なんてことはない嘘と強がり それだけなんだろう
それでもいいから 君が笑ってくれればきっと
なんてことはない嘘もいつかは愛しさに変わるだろう
彼女が愛する人に変わるその瞬間を知ってる
あてのない旅路を二人で計画していた時から
悲喜交々に重なった愛を丁寧にすくい上げたら
それはあまりに儚くて消えてしまいそうなヒカリ
君に代わって僕が泣いているのはきっと
大袈裟ではなく たぶん自分のことのように痛いから
それならどうにか耐えられそうな気がするんだ
大袈裟ではなく たぶんそうなんだよ
彼女が愛する人に変わるその瞬間を知ってた
君が知らないだけで毎日がそれの宝庫だった
日々徒然 君がいないと何も起きはしないや
それはあまりに僕の日常を雄弁に物語ってる
君に代わって僕が死んだのならきっと
世界は何事もなく朝を迎えるだろう
それでもいいよ だけどやっぱり君には
泣いてほしいよ ほしいよ
それならどうにか耐えられそうな気がするんだ
だけどやっぱりそれはなしにしようか
彼女が愛する君に変わるその瞬間を
何度でも夢見ていたいよ
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