作詞コミュニティ Gunjo Lyrics

かきわりみたいな
簡素なビルディング
からまった糸くずのような
描き殴られた太陽

ぼくの一歩にドラムロールが響く
ぼくの行動が行進へと変わっていく

巻物のように
世界は丸くくるまれて
ドラム式洗濯機のなかのよう
ぐるぐる回り続ける

洪水と台風が同時にまきおこり
とても良い気分
良い柔軟剤の香り
まばたきの回数が増えていく

ビルディングロールロール
転がり続ける簡素な毎日
ぼくという人
きみという人
回転して
見分けがつかなくなっていく
良い柔軟剤の香り
まばたきの回数が増えていく

パイプ椅子を重ねて出来た
いびつなビルディング
はしごのようによじ登り
目を細めて見上げる日々

ぼくらの作業はロールケーキビュー
ぼくらの作業におさめどころはない

ケーキのラベルはくるくると
丸まってまきとられて
印刷機のなかのよう
吸い込まれて塗り潰されて

いまげんざいとこれからが
同時に平たくなり
とても良い気分
一枚に記しまとめられた歴史
寝返りで過去にタイムスリップ

ビルディングロールロール
転がり続ける簡素な毎日
甘いケーキをほおばっても
口いっぱいに広がるインク
湿った染料の香り
目が冴えて形が浮き上がる

ぼくの一歩にドラムロールが響く
ぼくの行動が行進へと変わっていく

ビルディングロールロール
転がり続ける簡素な毎日
あのてっぺんにある椅子には
ほんとうは誰も座っていないのだ

ビルディングロールロール
それぞれがそれぞれであるための毎日
そのためにビルディング
だからビルディングビルディング
ビルディングロールロール

ぼくの頭の中に
ドラムロールが響く
ビルディングロールロール

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