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大きな野望、根拠のない自信を携えて飛び込んだ世界。上には上がいて、輝きの裏側には苦悩もあって。歩こう、あの日の覚悟に恥じぬように。
Estelle 投稿 - 2016/04/26 更新 - 2016/04/26 0 Comments 730 Views
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堕ちる怖さ知らず
羽ばたくこと夢見た
何色にもなれる
白いキャンバスを手にして

自分の色も見えぬまま
あの日の夢を手放せず
いつか自分だけの色で
描けるはずだと

笑い合った仲間は 今頃はどこかで
あの日の欠片を 今も抱いてるの?
ほこりだけが積もった 灰色のキャンバス
夢見た青空 今は描けない

染まらぬと誓った
あの日 本当はどんな 色にもなれた



ふもとに寝転んで
見下ろした頂(いただき)は
見上げた頃よりも
遠く遠く光放ち

輝いて見える横顔
頬を伝う汗と涙
裏側に刻んだ傷は
誰にも見えない

競い合った仲間は 今は遥か遠く
どんな苦しみを 越えて輝くの?
手放せずに握った 灰色のキャンバス
心に広がる 曇り空のように

何色にもなれた
はずの わたしが遠くで 虹を描いてる



堕ちながら 傷つきながら 羽広げて
痛くないの?怖くないの?なぜ巣立つの?
ボロボロの筆と くすんだキャンバス
描けるかな?羽ばたけるかな?
曇り空の向こうまで


積み上がった埃を いつか誇りに変える
あの日の自分に もう恥じないように
振り絞って描いた 灰色のキャンバス
一筋の白が 示す次の座標

曇り空切り裂く
天使の梯子に似て 涙こぼれた
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