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何が残るだろう
gomez1220 投稿 - 2016/04/16 更新 - 2016/04/17 0 Comments 491 Views
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鳴り止まない音が心地良くて
雨音も鈴の音も蝉時雨も

「いつまでだろう」なんて空を見上げて
どっちつかずな顔で笑ってみせた

もしもだとかきっとだとか
湿る言葉が空気のように
皮膚の上を
纏わり付いて
不快でしょうがないな

不透明な日々の中で
確かな名前を呼び合ったのに
アスファルトを叩く音が
今も胸の奥に響く

何が残るだろう
何が残るだろう
何が残るだろう
何が残るだろう

半透明な傘を閉じて
何もない空を仰いだ
微かな雨の匂いが
ツンと鼻腔の奥を刺す

鈴の音も
蝉時雨も
名前を呼んでくれたその声も
胸に支えていた熱も
全部洗い流してしまった

そんな夕立の後に
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