作詞コミュニティ Gunjo Lyrics

2016年に若者と呼ばれる人
少年と呼ばれる人
新生児と呼ばれる人
様々

中年と呼ばれる人
初老と呼ばれる人
高齢者と呼ばれる人
故人と呼ばれる人

それぞれに歴史があって
それぞれに言葉があって
それぞれに心があって
無いようなもの)


すれ違う人の名は
誰も知る由もない
みなそんなに焦ってさ
どこに行ってしまうのか
知っている人について
知っているのは
みなが名前を知っている事


大きな争いが取り上げられて
小さな争いについては
網を潜らないと見付からない

死んだ人に価値を見出だして
無理矢理気持ちを売っている
何も知らないのに代読する

綺麗な花には鬱陶しく
目立たず枯れていくものは
知っていたとしても消されてしまう

≪その時だけ≫という言葉なら
さっき高い値で売ったんだ
持っていたとしても消されてしまう


歴史なんていらない
みんな縛り付けてくるから
歴史なんてあったから
無駄な死が増えるんだ

言葉なんていらない
何も伝わっていかないなら
言葉なんか作ったから
血が流れてしまうんだ


その道を入ったところには
同じ音で水を叩く
ずっと変わっていない滝があるんだ

あの空は生まれたての頃は
美しい青と白で
誰も空を踏みつけていなかったのか


心なんていらない
誰も伝えていないから
心なんかあったから
無駄なことが多いんだ

答えなんて知らない
みんな探していないんだから
答えなんてあったら
端から生きてなんかないんだ
答えなんてあったら
誰も救われてないんだから

言葉も心も歴史も
答えがないから作られて
僕も君もどこかの誰かも
そんなことで生きてなんかいない
いったい何を探して
言葉と心と歴史を
新しい物と取り替えて
空の青も滝も木も
変わろうとしても変われないんだ

僕たちだってそうだと思う
変わることで変えていけるんだ
変わらなくても変わるのなら
そうやって進んでいこう

いつか僕の歩いた道が
誰かの記憶に残ればそれでいい
それなら救われる
それなら生きていける

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