新規登録 ログイン
なんか、結局幻想を抱いていたほうが良いみたいな
enndouzinnpei 投稿 - 2016/01/04 更新 - 2016/01/10 4 Comments 858 Views
good投票
kazumi_yuu
目隠しをして町を歩く
通りの上にはペガサスが
飛び跳ねて影をうねらせる
車の息遣いが聞こえる

目隠しをして町を歩く
土曜の夜には恋をする
目隠しをしてる女の子
あの子に今夜も会いに行く

がっかりしないでおくれよと
目隠しにぼくは手をかける
お互い様よと女の子
か細い腕でひもをほどく

目隠しをして町を歩く
目隠しの上に目を描いた
案内いらずの冒険記
行き先が影のようにうねる

目隠しをして町を歩く
土曜の夜には恋をする
目隠しをしてる女の子
あの子に今夜も会いに行く

きっとがっかりするよと
目隠しにぼくは手をかける
関係ないわと女の子
二重のまぶたを光らせる

目隠しをして町を歩く
土曜の夜には恋をする
二人の男女が並んでる
目隠ししながら並んでる
そういう形を愛してる
並んだ影はうねりだす
二人はそれに気づかぬまま
気づかぬことを愛したまま





タグ : [ 編集 ]

4 Comments

tukkiy03tukkiy03
2016/01/04
どうも、あけおめです!

まず、目隠しという言葉に蠱惑的な妄想をしてしまったことをお許しください笑
目隠しの暗喩はストレートでありながら、面白いなと感じました。
世間一般でいうところの「恋がさめる」なんていうのは、この詞でいうとこの目隠しを取ったようなものなのでしょうかね

ペガサスとうねりに因果関係っぽい描写があることから
うねりは幻想さを意識されてるのでしょうか?(ペガサスって幻想の象徴っぽいので)
そのどこか浮世離れしたような描写が、この詞の面白さを引き立てているように感じます

ちなみですが、最後の連の初めの日本語がちょっとおかしい気がするのは気のせいでしょうか?
enndouzinnpeienndouzinnpei
2016/01/05
tukkiy03さんコメントありがとうこざいます。
あけおめです笑 目隠しと幻想というストレートな表現でしたが、書いてると
色々想像がふくらんで面白かったです。
目隠ししながらも、「か細い腕」とか、「二重のまぶた」とか勝手な幻想に恋してしまう感じを意識してました。

修正しました!ご指摘ありがとうございます。
kazumi_yuukazumi_yuu
2016/01/08
こんばんわ、和海悠です。
一行目から、ぐっと惹きつける詞ですね。
そして、
 >目隠しをして町を歩く
 >土曜の夜には恋をする
この部分ではどことなく可愛らしい、少年のような主人公が見えました。

目隠しという部分にフォーカスしながらも、タイトルにもある「うねり」を主人公たちも気づかないものとして、当然あるものとして置かれている点もいいですね。
うねり=二人の未来であり、それは人生にある凸凹みたいなものをイメージしました。
確かにふたりの行き先はどうなるかわからないですし、目隠しされている状態で見えないのですが、そういった部分も愛しながら添い遂げるような純情さがうまく表されているなぁと感じました!
enndouzinnpeienndouzinnpei
2016/01/10
ありがとうございます!うねりについて深く解釈して頂けたみたいで嬉しいです。
Add a comment - 1000文字以内でご入力下さい。HTMLタグは使えません。
コメントを投稿するにはログインして下さい。初めての方は無料のユーザー登録を行って下さい。
ログイン 新規登録