目隠しをして町を歩く
通りの上にはペガサスが
飛び跳ねて影をうねらせる
車の息遣いが聞こえる
目隠しをして町を歩く
土曜の夜には恋をする
目隠しをしてる女の子
あの子に今夜も会いに行く
がっかりしないでおくれよと
目隠しにぼくは手をかける
お互い様よと女の子
か細い腕でひもをほどく
目隠しをして町を歩く
目隠しの上に目を描いた
案内いらずの冒険記
行き先が影のようにうねる
目隠しをして町を歩く
土曜の夜には恋をする
目隠しをしてる女の子
あの子に今夜も会いに行く
きっとがっかりするよと
目隠しにぼくは手をかける
関係ないわと女の子
二重のまぶたを光らせる
目隠しをして町を歩く
土曜の夜には恋をする
二人の男女が並んでる
目隠ししながら並んでる
そういう形を愛してる
並んだ影はうねりだす
二人はそれに気づかぬまま
気づかぬことを愛したまま
通りの上にはペガサスが
飛び跳ねて影をうねらせる
車の息遣いが聞こえる
目隠しをして町を歩く
土曜の夜には恋をする
目隠しをしてる女の子
あの子に今夜も会いに行く
がっかりしないでおくれよと
目隠しにぼくは手をかける
お互い様よと女の子
か細い腕でひもをほどく
目隠しをして町を歩く
目隠しの上に目を描いた
案内いらずの冒険記
行き先が影のようにうねる
目隠しをして町を歩く
土曜の夜には恋をする
目隠しをしてる女の子
あの子に今夜も会いに行く
きっとがっかりするよと
目隠しにぼくは手をかける
関係ないわと女の子
二重のまぶたを光らせる
目隠しをして町を歩く
土曜の夜には恋をする
二人の男女が並んでる
目隠ししながら並んでる
そういう形を愛してる
並んだ影はうねりだす
二人はそれに気づかぬまま
気づかぬことを愛したまま
4 Comments
2016/01/04
まず、目隠しという言葉に蠱惑的な妄想をしてしまったことをお許しください笑
目隠しの暗喩はストレートでありながら、面白いなと感じました。
世間一般でいうところの「恋がさめる」なんていうのは、この詞でいうとこの目隠しを取ったようなものなのでしょうかね
ペガサスとうねりに因果関係っぽい描写があることから
うねりは幻想さを意識されてるのでしょうか?(ペガサスって幻想の象徴っぽいので)
そのどこか浮世離れしたような描写が、この詞の面白さを引き立てているように感じます
ちなみですが、最後の連の初めの日本語がちょっとおかしい気がするのは気のせいでしょうか?
2016/01/05
あけおめです笑 目隠しと幻想というストレートな表現でしたが、書いてると
色々想像がふくらんで面白かったです。
目隠ししながらも、「か細い腕」とか、「二重のまぶた」とか勝手な幻想に恋してしまう感じを意識してました。
修正しました!ご指摘ありがとうございます。
2016/01/08
一行目から、ぐっと惹きつける詞ですね。
そして、
>目隠しをして町を歩く
>土曜の夜には恋をする
この部分ではどことなく可愛らしい、少年のような主人公が見えました。
目隠しという部分にフォーカスしながらも、タイトルにもある「うねり」を主人公たちも気づかないものとして、当然あるものとして置かれている点もいいですね。
うねり=二人の未来であり、それは人生にある凸凹みたいなものをイメージしました。
確かにふたりの行き先はどうなるかわからないですし、目隠しされている状態で見えないのですが、そういった部分も愛しながら添い遂げるような純情さがうまく表されているなぁと感じました!
2016/01/10