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檻を砕いたカナリヤは 煙に塗れて落ちてった
喉を飾る細い鎖 淡く色づく桜貝
君を揺らしたオオカミは 煙に巻かれて頽(くずお)れた
君と揃いの飾り ぼろぼろの手に握りしめて
「ねぇ 出会わなければよかったんじゃないの?」
哂う僕に 君と彼は笑う
「世界で一番幸せでした」
たとえば出会いは意図的で 醜く 私欲に満ちていて
君達以外の誰かの悪意に塗れて真っ黒でも
君達ずっと笑っていて 最後の最期 全て知って
それでも「幸せだ」と言う君達を 僕は まだ理解(わか)らないんだ
檻を砕く前に見た 黒く汚れたステージには
涙模様 頬に描く 独りぼっちの道化師が
私と彼の横 あなたはずっと立ってたけど
私はただの一度も あなたの笑顔見てないの
「ねぇ 私と彼を出会わせてくれてありがとう」
嗤うあなた そんな顔しないで
「僕は出会わなければよかった」
たとえば世界が終わるとき 私も 彼も願っていた
この真っ黒な場所で三人で笑い合えたら
あなたはきっと笑わない 最後の最期 その時も
それでも「私達」あなたのことが ずっと ずっと大好きだった
「ねぇ いつか真っ白な場所で会えたなら」
たとえばそんな願い事 僕も 私も 彼もきっと
この真っ暗で真っ黒な醜い世界を飛び出していく
僕達ずっと笑っていて 最後の最期 その時まで
それならば「幸せ」は 桜のように淡く降って 涙模様溶かしてく
その時 僕は 君達の 最期の 笑顔の 意味を知るんだ
喉を飾る細い鎖 淡く色づく桜貝
君を揺らしたオオカミは 煙に巻かれて頽(くずお)れた
君と揃いの飾り ぼろぼろの手に握りしめて
「ねぇ 出会わなければよかったんじゃないの?」
哂う僕に 君と彼は笑う
「世界で一番幸せでした」
たとえば出会いは意図的で 醜く 私欲に満ちていて
君達以外の誰かの悪意に塗れて真っ黒でも
君達ずっと笑っていて 最後の最期 全て知って
それでも「幸せだ」と言う君達を 僕は まだ理解(わか)らないんだ
檻を砕く前に見た 黒く汚れたステージには
涙模様 頬に描く 独りぼっちの道化師が
私と彼の横 あなたはずっと立ってたけど
私はただの一度も あなたの笑顔見てないの
「ねぇ 私と彼を出会わせてくれてありがとう」
嗤うあなた そんな顔しないで
「僕は出会わなければよかった」
たとえば世界が終わるとき 私も 彼も願っていた
この真っ黒な場所で三人で笑い合えたら
あなたはきっと笑わない 最後の最期 その時も
それでも「私達」あなたのことが ずっと ずっと大好きだった
「ねぇ いつか真っ白な場所で会えたなら」
たとえばそんな願い事 僕も 私も 彼もきっと
この真っ暗で真っ黒な醜い世界を飛び出していく
僕達ずっと笑っていて 最後の最期 その時まで
それならば「幸せ」は 桜のように淡く降って 涙模様溶かしてく
その時 僕は 君達の 最期の 笑顔の 意味を知るんだ
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