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余計に生きた僕の事を君は笑わなかった。
少し前まで観覧車があったこの街で。
沢山泣いた数分後に
君は突然 思いっきり笑って、
「次は幸せだったか聴くの?」って言った。
冷たい風に当たりたいから
空中へ飛び出して
「形の無いものばかり
受け止めてくれてありがとう。」
って言いたかった。
時計をしていない事が恥ずかしい年齢になって
身長を誰とも競わなくなった。
沢山話した数分後に
君は突然 思いっきり笑って
「いつになったら髪を切るの?」って言った。
記憶が匂いに変わって
この街が落書きだらけになったら、
その変化を話して笑って
僕らの行き先を訪ねる事なく振り返って歩く。
その頃にはそっと花を添えて
君もきっと髪を切っている。
1 Comments
2015/11/13
うーん、難しいけど、雰囲気が好きです。