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じわり眠る繁華街 黄色い足の蜘蛛の群れ
尻尾千切れた鼠がウタウ ただ滑稽な花のウタ
濁ったネオンに白く照らされ
汚水のグラスで渇きを癒し
瑠璃の響きで辛酸をなめ
泥に塗れて一人立つ
「さぁ おいで 僕の元へ」
ある日太陽がやってきて
彼女をさらう 光の下
花弁を散らす熱の下
嗚呼 君は なんて 愚かで 美しいんだろう
その手を伸ばしても 爪は地面を掻くだけ
壊れて散るのなら 瞳を瓶に詰めて
色は匂うけれど ただ底へ
ずるり堕ちる井戸の中 黒く苔むす蛇の腹
背中破れた蛙がウタウ ただ醜悪な哀のウタ
「さぁ 無様に 枯れそうだ」
ある日太陽が吐き捨てて
彼女を落とす 夜の中
茎を腐らす夜の中
嗚呼 君は なんて 愚かに 死んでいくのだろう
その根を這わせても 土は鉄に固まり
狂って切れ切れに 喉も腕も千切れ
色は匂うけれど ただ底へ
その手を伸ばしても 爪は地面を掻くだけ
壊れて散るのなら 瞳を瓶に詰めて
色は匂うけれど ただ底へ
尻尾千切れた鼠がウタウ ただ滑稽な花のウタ
濁ったネオンに白く照らされ
汚水のグラスで渇きを癒し
瑠璃の響きで辛酸をなめ
泥に塗れて一人立つ
「さぁ おいで 僕の元へ」
ある日太陽がやってきて
彼女をさらう 光の下
花弁を散らす熱の下
嗚呼 君は なんて 愚かで 美しいんだろう
その手を伸ばしても 爪は地面を掻くだけ
壊れて散るのなら 瞳を瓶に詰めて
色は匂うけれど ただ底へ
ずるり堕ちる井戸の中 黒く苔むす蛇の腹
背中破れた蛙がウタウ ただ醜悪な哀のウタ
「さぁ 無様に 枯れそうだ」
ある日太陽が吐き捨てて
彼女を落とす 夜の中
茎を腐らす夜の中
嗚呼 君は なんて 愚かに 死んでいくのだろう
その根を這わせても 土は鉄に固まり
狂って切れ切れに 喉も腕も千切れ
色は匂うけれど ただ底へ
その手を伸ばしても 爪は地面を掻くだけ
壊れて散るのなら 瞳を瓶に詰めて
色は匂うけれど ただ底へ
2 Comments
2015/11/07
独特の世界観が印象深いですね。これからも期待してます!
2015/11/17
世界観を評価していただけて嬉しいです!精進してまいります^^