駅前大通りには
僕の知らない人の持ち物ばかり。
仲違いしたサラリーマン。
精神が不安定で教訓を残して消える。
風穴みたいな月を盗んでそこら中に飾ったから
それをお金に変えて夜景の形容詞にする。
ここで濡れた顔を拭うのは
野良猫か苦学生くらいだって
会話の端から流れ込んでくる。
敵が多いのは言語が沢山あるせいだ。
悪魔が処理しきれない程の
「死ぬ」と「生きる」がチカチカ光ってる。
早送りなんて もう誰も言わないけど、
人生を早送りした時点で
主観的に君は君自身からも他人。
ここで熟れた果実を気取るのは
野良猫かくだらないなって
会話の端から流れ込んでくる。
可愛い子は皆こうして死んでるって
聴いてから君を見なくなってしまった。
1 Comments
2015/10/15
相変わらず難解で、うまく読み解けておりませんが(笑)。
それでもこの圧倒的なセンスにはひきつけられます!