正しくはないと
どっかで思ってても
形に出来ずに
捻り出した叫び
「ばっかやろう」
それ以上の正しさを
まだ、俺は持ってない
「こうやれよ」と 言われても
それが良いとは思えないのに
「なんでやらないの」とかさ
真顔で言われたって
俺がおかしいみたいじゃねーか
大人同士でソリが合わない時は
交差点の車みたいに曲がるのに
俺とソリが合わない時は
「なら出てけよ」とか
おかしいじゃねーか
分からないなりに
楽しみを見つけようと
これでも必死なんだよ
注意されると
少し思ってても
我慢出来ずに
零れ落ちた祈り
「ばっかやろう」
それ以上の優しさを
まだ、俺はもらってない
「もうするな」と 凄まれても
何も悪いとは思えないのに
「どうしてやったんだ」とかさ
怒鳴りちらす前に
教えてくれてもいいじゃねーか
あんたらのいう普通を知りたくない
普通っていうものに潰されそうで
俺が普通にできないだけで
「ふざけるな」とか
知るわけねーだろ
逃げられないから
足掻いているだけで
ふざけてねーんだよ
かっこよくないと
本当は思っていても
俺が思ってなけりゃ
どうしようもない 叫び
「ばっかやろう」
それ以上の切なさを
まだ、俺は見ていない
どうしょうもないと
いつまでも思っていても
正面から見つめた
見つけてくれた瞳
「ばっかやろう」
これ以上の嬉しさを
まだ、俺は知らない
2 Comments
2015/10/10
つっきーさんの得意技ともいえる言葉の多面性を生かした作品、いいですね~。
豊富な語彙を敢えて抑え目にすることで、かえって感情論が際立つつくりも、
引き込まれるほどに罠にはまった気分です(笑)。ロックだねぇ。
2015/10/11
もはや、一発芸の領域になりつつありますけどね笑
この多面性ネタ。
しかし、日本語は本当に面白くて、見方を変えるだけで同じ言葉でも印象や意味合いが変わるんですよね。
少年期らしさを出すための工夫を見つけて頂き嬉しいです!
こういう叫びがロックだと私は思っているものでね笑
というより、今もこういう子のサポートしたりしてて、こう思ってるのかなぁみたいなものも少し込めていました。
この最後の様な瞳になれる様に努力していこうと思います。
ありがとうございました!