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もう夏も終わりですね。赤とんぼが飛んでました。
退会済み 投稿 - 2015/08/13 更新 - 2015/08/13 0 Comments 644 Views
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灼けた素肌さえまだ冷めないまま
明日からこの部屋にきみはいないんだね
ふたり見上げてたあの夜の花火
一瞬の輝きに愛を重ねてみる

本当は僕から言うべきなのに
泣きじゃくる姿に僕まで泣いた

ごめんねと搾り出す言葉はきみに
ちゃんと届いたのかな不安になる
そんなときさよならときみが言うから
僕は尚更泣いた夏の終り

夏は苦手だと言ってたきみから
あの海が見たいなと言い出したあの時
夏の想い出を残すためなの?と
聞きたくて聞けなくて海沿いを歩いた

足元に寄せては返す波のよう
もう僕等ダメなの?結局聞けずに

好きだよとつぶやいた言葉をきみは
聞こえないふりをして海を見ていた
あの時のきみはまだ迷っていたの
時は儚く過ぎて去りゆく夏

さよならも言えずに立ち尽くしてた
僕のこと切なく見つめていたね

震えだす肩先も落ちる涙も
受け止めることさえもできずにいた
もうふたり最後だとわかっていても
認められないままで去りゆく夏
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