雨が降ったのはずいぶん昔
ボクはそれを覚えちゃいない
渇いた水溜まりはどこへ行ったの?
そう言って泣いてみた
叫ぶ言葉が空を震わせて
雨が降ればいいと思った
雲一つない空に
唾を吐いて顔が汚れた
作り笑顔なんてよくある話
誰もそれをわかっちゃいない
渇いた笑い声は誰に届いたの?
そう言って笑ってみた
響く言葉がボクを奮わせて
何かが変わればいいと思った
耳障りな音に
ボクは黙って耳をふさいだ
それだけ。
ボクはそれを覚えちゃいない
渇いた水溜まりはどこへ行ったの?
そう言って泣いてみた
叫ぶ言葉が空を震わせて
雨が降ればいいと思った
雲一つない空に
唾を吐いて顔が汚れた
作り笑顔なんてよくある話
誰もそれをわかっちゃいない
渇いた笑い声は誰に届いたの?
そう言って笑ってみた
響く言葉がボクを奮わせて
何かが変わればいいと思った
耳障りな音に
ボクは黙って耳をふさいだ
それだけ。
5 Comments
2010/09/24
ちょっとうまくいかないことがあって...
こういう言葉、言ってみたいです。
とくに最後の「それだけ。」は良いですね。
「。」で終わってて。
2010/09/24
H!3と言います。
ネガやシニカルをテーマとした詞を見てると、
大体の作品がまとまりなくふわっと終わってたりただ連ねてるだけのモノが多い中で、
疲れネコさんの詞はどれも始まり~終わりが繋がってて格好良いですね(・ω・)
この詞もほんのりとしたブラック具合が良かったです♪
名前のせいか、
〝ボク〟はずっと猫だと思って読んでました(笑)
2010/09/25
Delete
全体、よく出来てる、辛口難しいです(笑)
たいした問題じゃないと思うが、第一印象で違和感があった部分を。
「渇いた水溜まりはどこへ行ったの?」
「渇いた」時点で消えたわけだから、なんかヘンな文章にも思える。
「雲一つ無い~顔が汚れた」
バッチイ(笑)いや、冗談じゃなくて、この部分だけ生理的なトコに訴えるリアル感があって、全体のドライなイメージから気持ち浮いてるように思う。
「耳障りな音に」
1番の「雲一つ無い空に」と1音だけだが違う。
他にも違う場所はあるが、ここは位置的にサビメロの重要な部分かなー、と思えるので、もうひと頑張りして欲しかった。
「それだけ」
青春期特有のシニカルな感情、とも思えるが。
でも本来、このてのレトリックは、例えば戦争とか、誰もが感じ取れるような大きな事象に対しての虚無感を表すための技法だと思う。
このテーマからは、「それだけ」を持ってくるほどの、落差を感じないので、微妙。
うーん、ごめんなさい、これはほぼ、好みの問題だな(笑)
2010/09/25
ありがとうございます。
その時の心境に合った詞を見た時ってすごい心に響きますよね!!
ボクの詞がそうなれて嬉しい限りです。
hieさん
そんなに褒めていただけるとは思いませんでした。
ボク=ネコは予想外でした(笑)
lionbusさん
アドバイスありがとうございます。
なるほど……勉強になります。
唾のくだりの受け取られ方は自分では思いもしませんでした。
ただ、渇いた水溜まりですが、
消えたのではなく見えなくなったと考えています。
2010/11/19
僕もこの題名に行き着いたかも^^!w
lionbusさんがもう言っていたのでもう良いですが、
僕も詞だけを見てたら「渇いた水溜り」というのが
少し引っかかりました。が、逆の発想でだからこそ
その表現が面白いんだ!と思えば楽になりましたw