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宵闇に 滲む月の形[なり]
大禍刻を 待ち侘びて
快楽[けらく]の音色 掻き鳴らし
化生の群れが 躍り出る
鳴き止まぬ 犬を揶揄[からか]い
漫[そぞ]ろ大路を 練り歩く
拱[こまね]く猫に誘[いざな]われ
掲ぐ提灯 火が揺らぐ
囃す合いの手と お座成りの掛け声
外した手拍子 踏み鳴らす地団駄
爪弾いた絃[いと]に 茶化す唄が
馴れ合い交じり合い
ァア、
舞い踊れ今宵も 妖夜行の宴
違わぬもの強請[ねだ]り 甘えて絡む指は 誰ソ彼
立ち回り 晒す茶番劇
不埒な恋も 無礼講
酌み交わす 甘露[かんろ]の杯[はい]で
享楽の宴[えん]も 酣[たけなわ]
被さる面[おもて]の 掠め取る接吻[くちづけ]
褒めそやす台詞 押し退け誤魔化して
軽く睦言も 袖にしては
競り合い騙し合い
ァア、
舞い踊れ今宵も 浮世の泡沫を浚い
掬い上げたモノは さァ果たして真か 偽りか
空[から]騒ぐ今宵も 刹那の狂乱を謳い
白んだ空見上げ 明けの鶏[とり]が鳴いたら 左様ナラ
大禍刻を 待ち侘びて
快楽[けらく]の音色 掻き鳴らし
化生の群れが 躍り出る
鳴き止まぬ 犬を揶揄[からか]い
漫[そぞ]ろ大路を 練り歩く
拱[こまね]く猫に誘[いざな]われ
掲ぐ提灯 火が揺らぐ
囃す合いの手と お座成りの掛け声
外した手拍子 踏み鳴らす地団駄
爪弾いた絃[いと]に 茶化す唄が
馴れ合い交じり合い
ァア、
舞い踊れ今宵も 妖夜行の宴
違わぬもの強請[ねだ]り 甘えて絡む指は 誰ソ彼
立ち回り 晒す茶番劇
不埒な恋も 無礼講
酌み交わす 甘露[かんろ]の杯[はい]で
享楽の宴[えん]も 酣[たけなわ]
被さる面[おもて]の 掠め取る接吻[くちづけ]
褒めそやす台詞 押し退け誤魔化して
軽く睦言も 袖にしては
競り合い騙し合い
ァア、
舞い踊れ今宵も 浮世の泡沫を浚い
掬い上げたモノは さァ果たして真か 偽りか
空[から]騒ぐ今宵も 刹那の狂乱を謳い
白んだ空見上げ 明けの鶏[とり]が鳴いたら 左様ナラ
2 Comments
2010/07/04
難解な感じを多用していることもあって、和の雰囲気を感じさせる作風がツボでした。
全体を見てカタカナの存在感がすごいありますね!
2010/07/04
コメありがとうございますv
読み難い漢字ばかりでちょっと難解かもしれませんが、日本語の語感や語彙の豊かさで遊びながら書いたものでしたw
書いてる本人が凄く楽しかったので、その雰囲気を感じ取ってもらえたら嬉しいですv(´ω`*)