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忘れてはならぬ
意識してもならぬ
進まねばならぬ
求めてはならぬ
あるいは代償を
応えてはならぬ
あるいは代償を
どうしていいかわからなくて
今日もばれないように飲み込んだ
数えてはならぬ
捨ててもならぬ
壊してもならぬ
救ってはならぬ
あるいは代償を
咀嚼してはならぬ
あるいは代償を
どうしていいかわからなくて
今日もばれないように飲み込んだ
「分かっている」も
「やらなくちゃ」も
どうも好きになれなくて
どうしていいかわからなくて
今日もばれないように飲み込んだ
「積み上げたつみき」も
「書き終えたのーと」も
どうも好きになれなくて
どうしていいかわからなくて
今日もばれないように飲み込んだ
2 Comments
2015/08/06
うむむ、これは・・・。深読みスイッチがオンになりそう。
飲み込んだのは言葉か心かあめ玉か。何であれそれが口をふさぐものであったとして、だとしたら、カラになった口でどんな言葉を吐き出すのか。・・・興味深いですね。
2015/08/06
コメントありがとうございます。
まあ少しのネタバレをするならこの作品のタグにヒントがあります。
ただ具体的に解釈を進めていけば、言葉も心もあめ玉も間違いではないです。
もう一個のヒントは作者コメント、これが作品の背景そのものだったりします。
私自身、抽象的概念を突発的に思いついて書いたものなので
具体的に説明できない部分が多いのですが
「あるいは代償を」
これは深いようでストレートです。
この世界で、何かアクションを起こした場合、反対側にもアクションが起きます。
水を溜めた洗面台に手を突っ込めば、底の水が混ざるように。
そして「あめ玉」は舐めるものです。
でも噛み砕くことも、飲み込むこともできます。
素直に舐めて味わえばいいのに、「ばれないように飲み込」むのはどういう時なんでしょうか。
…っていう作品ですね。
カラになった、後味の残った口からは、どんな言葉にせよそのフレーバーの味がしそうですね。(バイアスチョコみたいな)
なんか回りくどい解答ですみません。