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何年か前の想い出です。ようやくまとまりました。
退会済み 投稿 - 2015/07/07 更新 - 2015/07/07 0 Comments 547 Views
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5月の潮風は まだ少し冷たい
助手席のきみは 僕のジャケットせがむ

もうすぐ夕焼けが 海の色変えてく
オレンジに染まる波が 寄せては返す

あと少し走らせれば きみが見たがった
烏帽子岩が左手に見えてくるはずさ

ベタなデートコースときみが笑った
この景色もそんなに悪くないだろう
ルート134 汐の香りと
波の音に抱かれて走る黄昏れ

濃い目のコーヒーを飲んだせいじゃなくて
この街がきみをきっとときめかせてる

いつもならすぐに 寝息立てるきみなのに
烏帽子岩を過ぎても眠る気配もない

ベタなデートコースもたまにはいいだろう
いつの間にか空には満天の星
ルート134 車を止めて
さざ波よりやさしくきみを抱きしめよう

あしたからまた僕等の“日常”がはじまる
烏帽子岩に誓った愛は変わらない

ベタなデートコースが2人の距離を
こんなふうにいきなり近付けるなんて
ルート134 抜けてもうすぐ
ふたりいつも見慣れた街の風景
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