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たった一つの 感情
adgonesh3333 投稿 - 2015/06/27 更新 - 2015/06/27 0 Comments 531 Views
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昨日考えたすごい作り話を 君が楽しそうに聞いてくれるから
余計に火が付いて 僕は長々と語るんだ

でもよく考えてみれば こんな話は君からすれば どうでもいい話だね
どんな風に思って 聞いてるのか分からないけれど
隣にいる君を楽しませたくて
大げさに話を盛り始めるんだ

ああ こんな時ポツリと浮かぶ感情に
居ても立ってもいられなくなる
ああ だから 君を呼んだよ 他に用事は無いよ
ただ会いたかっただけ
少しだけ 話を聞いて


君が心の内を話し出すのを ただただ気長に待ってる
僕はもうネタ切れで 口からでまかせばかり
それでも近くで聞いてくれてる その表所一つ一つが ただ愛おしい

どんな風に思って 聞いてるのか分からないけれど
そこに納得はなくても いいと思える

ああ こんな時妙に小っ恥ずかしくなる
今にも走り出したくなる衝動抑えて
ああ そうさ 間が持たなくても いっそこのまま
時間が止まってしまえば
もどかしさも消えるんだ


さっき見ていた景色も 新しさに上書きされていく
とても大切な事を 見落としてる気がするけど
その新しさに僕は 変わらない言葉を乗せよう
馬鹿みたいな 本音の言葉

ああ 実は単純明快過ぎるこの感情
なぜかえらく遠回りしてしまう
ああ だから 昨日考えた 作り話を聞いてよ
君の事が"好き"という気持ち
遠まわしにこのお話に添えるよ

ああ そして こんな時ポツリと浮かぶ感情に
居ても立ってもいられなくなる
こんな 不純な理由で君を呼んだよ たった一つの感情で
ただ 会いたかっただけ
少しだけ 話を聞いて
昨日考えた すごい作り話を...

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