作詞コミュニティ Gunjo Lyrics

分かんないまま 大人に成った
今、来た道は どっちだっけ? なんて始末 で
景色 ばっかり ころころ変わって
大人に成ったって
想っていた だけ


急な 雨に 行く手 遮られ
傘なんかなくて 話す相手 だって 居なくて
不意に 独りって ことに 気付いて
気付かない フリをしてた だけで

もう出ないよな? って 自分で 思っていても
涙と弱気は すぐ 帰って来るから
目を閉じ 心 抑えこんだまま
雨が通り過ぎるのを 待つ

僕は 未だ
何も知らない ままで
ただ 晴れない空を ずっと見てる
呼べる名前も持たない
空っぽの体が 脈を打つ
分からないままでも 前に
弱い足で
今は 前に


重い雲が 流れた 後に
広がった 青に笑われた 気がして 笑った
足元に 見つけた 花を
濡れた帽子に 挿して 出掛ける

ずっと歩いてく 道すがら
色んな石を 拾って 集めて 磨いて
いつか知る名前に 見せたいな って
気の早い自分を もっかい 笑った

出逢えたら なんて 声、掛けるかな?
考えとかないと ビックリさせちゃう な
心が 動いて 仕方ないこと
早く誰かに 教えたかった

僕は また
何も知らない ままで
新しい 世界へ 身を投げる
呼べる名前の 傍へ
空っぽの体を 動かせる
弱くていい 嗤われてもいい
想う方に
想う ままに


靴擦れに疼く 足と
近付くのを止めない 心
その二つしかない 体を
声のする方へ
動かした


教えてよ どうか 君の名前を
やっと震えた 弱い喉


僕は 今
何も知らない ままで
一番 近くに在る 名前を呼ぶ
自分とは違う 声が
空っぽの体に 響いたよ

一つ 知った体が
泣いたっていいんだと 教えてる
めぐり逢いの軌跡が
空っぽの心を 埋めてくれる
話したい 笑われてもいい
これまでのこと
これからのこと


明日も 知らないままで
僕のままで
君と 一緒に

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