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他愛無い恋愛物語、全ては其処からの始まりで…
小さな頭の中に渦巻いた感情
声は何処からも無く生まれては消える
それは心の中にまた響いてサヨウナラ
いつの間にかその度にメロディーラインを口ずさんだ
それがあまりにも綺麗に染みたから身勝手に動いたペン先
白紙にポツリと呟いた、あの頃の事です。
それだけしか出来なくて、知らなくて、ただ書き続けた
だけれどね、それがあるから今のボクは存在している
まだ止まれないの…歌に乗せて言うよ今からね
弱い自分と会話するだけで何故か強くなれそうで
たくさんの詞達(ことば)が全てボクを主張するの
さほどあの頃と変わらない渦巻く思い
夢は何処からか生まれては消える
それらがボク自身を作り上げてゆくの
いつの間にか少しずつ見える位置が変わってきた
その度に変化してゆく感情を飲み干して身勝手に指を動かす
白紙に大声で叫んだ、あの日の事です。
それしか出来なくて、知らなくて、ゴミ箱に捨てた
抱きしめてあげられない、あげたいけど優しくはなれなくて
もう止まれない大事にしたかったモノ達の為に
弱い自分を少し肯定するだけで、不意に歩ける気がする
たくさんの詞達(ことば)を全て愛せるようになればいいね
まだ、行けるよ…道は無限に
まだ、大丈夫。
手に入れられるモノはまだある筈。
白紙が黒に染まる位に言い続けよう
それしか出来ない、知らない儘のボクだから
だけれどね、それがあるからボクは生きてゆける
粗大な好奇心だけを引きずり回して進む
最高はまだまだだよ。アナタの言葉思い出した。
たくさんの詞達(ことば)がボクを迷わせないからついてゆく
そっと…囁く。
「言葉(キミ)が居る限り、ボクは消えることは無いの。そう、ずっとね」
他愛も無い恋愛物語、全ては其処からで
壮大にストーリーを繰り広げ始めた、いつまでも。
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