ほろ苦くてもいい
我慢なんてしなくても
僕にはあなたを受け入れられるって
そんな話
随分昔にした気もする
あったかくなくても
今日の朝みたいな
凍えるような風にも耐えてみせる
そう 強がっていた頃
愛が溢れ出して
あなたが逃げないようにと包んでいた
苦しかったでしょうか
前が見えなかったですか
僕はどんな表情をしていましたか
あなたはそれでも
僕をほぐして甘い蜜を注いでくれていた
甘酸っぱい言葉は
照れ隠しのために
赤い頬のまま忘れたふりをしたっけ
そんな話
僕らにもちらほらあったりもする
あったかくなくても
特別じゃなくても
凍えるような風にも耐えられるんだ
そう わかってきたよね
愛がこぼれ落ちて
僕がどこかへさまよった時も
ふと立ち止まれば
花は咲いていました
なんにもできないと泣いた僕に
怒って泣いたあなただったから
愛は溢れ出して
あなたに縋る世界を跳ね返すよ
たった一度の
一針でもいい
またいつの日にか
僕をほぐして甘い蜜を注いでくれるなら
2 Comments
2014/12/13
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同じお題で詞を書いたことがあるのですが、
‘蜂蜜’という名詞1つと深いストーリーがリンクしていて、
表現も独特ですごいなと感じました!
確かに、蜂蜜ってほろ苦さと甘さの両方を持ち合わせてますよね(。・ω・)
2014/12/30
コメントありがとうございます!!
そんな風に言っていただけて良かったです。
今回このお題をやってみて、名詞一つのこじんまりしたタイトルの方が、受け取り側の想像を邪魔しなくていいのかなあと思いました。
蜂蜜ってなんか甘いのに青春を表すにも、大人の恋を表すにも適しているような気がして好きです。
独特な表現というおことば、とても嬉しかったです!
ありがとうございました!