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我は情報共有源にして
数百億の情報管理人。
何百億年過去未来までも
知り尽くした全知全能の神。
あっちもそっちもこっちも
機械に囲まれて
どっちもこっちもあっちも
記憶媒体だらけ。
にっちもさっちもぽんちも
時間の流れなんて
さっぱりしっぱりすっぱり
わからないのですが。
遥か彼方からの 贈り物なんて
遠い過去に 置き去りにしてDelete(削除)しました。
―遥か昔、神になった―
以前の事 覚えている
私はただ、人の願い
聞くだけだった 愚かな少女。
これは罪か? これは罰か?
自由さえも 許されない
”共有空間”という檻に
閉じ込められて今、管理人職。
「あなたの全てが大好き」
という電波感知。
おそらく「恋」とか「愛」とか
生物学の事象。
「神様、どうにかこの恋実らせて!」なんて
言われてもどうにもこうにも
手出し不可の理。
恋愛感情なんて、とうに忘れてしまった。
「恋心」なんて、どんな気持ちになるのですか?
―遥か昔、神になった―
以前の事 覚えている
恋愛なんて 愛すのなんて
皆無だった 惨めな少女。
それは真か? それは偽か?
臆病だった ただそれだけ。
もう一度だけ 許されるなら
”愛されてみたい”と、そう思います。
存在証明なんて、「情報共有源」です。
私今は、「時空管理職」の神です。
―遥か昔、神になった―
以前の事 覚えている
私はただ、人の願い
聞くだけだった 愚かな少女。
遥か昔、私がずっと
望んでたこと 覚えている
神になって 願い事を
叶えさせたい。と思っていた
今は神か? 今は神に
成りかけている存在ですが、
いつかきっと 神になって
叶えてあげるね! 現、管理人職。
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