作詞コミュニティ Gunjo Lyrics

もろい季節の足跡踏みしめて
掲げていた手のひらに風受けて
俯きがちな視線を空に躍らせた

見えたのは 淡い紅色
遠くない雲 瞼の裏に隠しながら
そっと流して そっと止めるのは

はらりひらりほろり また一つ散りゆく花弁
さらりすらりそろり 誰かに触れられないように
柔らかい曲線で 落ちて 落ちて
最後に舞う

新しく始まるもの輝きは
どこか虚ろなな夕日に重なって
薄い光の隙間をわざと消してみた

妖艶に 薫らせながら
吹かれるさまは 残酷に酷く映るのに
もっと欲しくて ふっと笑うのは

はらりひらりほろり 逆さまに揺られる花弁
さらりすらりそろり 誰にも見つからないように
葉緑に平たく 透けて 透けて
告げるは春

はらりひらりほろり また一つ散りゆく花弁
さらりすらりそろり 誰かに触れられないように
柔らかい曲線で 落ちて 落ちて
最後に舞う

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