風鈴の音色が真夏の夜空に響き渡る
優しい風が伝ってく 静けさが広がっていく
無防備で無邪気に笑う君の顔を見て
心が熱くなっていた
流れる汗を拭おうともせず
恋心が少しずつ放物線を描く
心地の良い砂浜に座って
君の名前を気付かれぬように書いたんだ
寄せては返す波に掻き消されないように
胸の鼓動が高まって
頼りなく揺れる線香花火
その先にある頬を染める君の顔
光に照らされた二人だけの空間
穏やかな時間だけが過ぎていく
取り止めのない話を楽しく一緒に話したね
夜空に星の軌跡が描く 気づけばあの星は遠くへ
すぐ傍にいてくれる君のことを
生まれて初めて守りたいと想った
絶対に離さないと決めたから
静かに喜怒哀楽を燃やし
火花として散らす儚い線香花火
それでも一瞬一瞬を大切に
想いを光に託している
君の視線の先にはどんな未来が映っているのかな?
来年の夏も君の隣りで一緒に笑っていたいんだ
線香花火に灯す未来
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2014/07/23