作詞コミュニティ Gunjo Lyrics

夢と現実を取り違えそうな　異国の景色
夜明けは眠れる水素の輝き　船は辿り着いた

人々は　誰もが皆　声を押し殺して
俯いては　時に祈りの　言葉を呟く

愛さえ見失いそうで　心が騒いでいる
握った手が露で湿る　決して離さないで
揺れるのは　遠く？　近く？　蒸気の国よ


沈黙の川を見下ろしていると　昼は早くて
気付かないうちに夜がやってくる　星も見えない夜

偉い人の　分厚い本　濡れて滲むインク
好きなページ　まるでモネの絵　それは美しい

孤独が好きになりそうな　深いまどろみの時
大事なものと引き換えに　手に入れてしまったの
消えるのは　明日？　永久（とわ）に？　蒸気の国よ


林檎を齧る男の子　ママに叱られて不機嫌
でも涙は　零れないの　みんな空へ逃げていく


愛さえ見失いそうで　心が騒いでいる
握った手が露で湿る　決して離さないで
揺れるのは　遠く？　近く？
帰りたい　どこへ？　ここへ　蒸気の国よ

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