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あんまりにも遅い夜だから
あんまりにも酷い雨だから
狂おしい程に抱きしめようと、
両の手で自身を抱きしめる。
ああ、「おかえり」
再会までのバス
車内アナウンスで揺れた
心をどっかに落としつつ
バランスの世界を求めてた
色の褪せたこの道を
無垢に歩けてたのはいつまでだったっけ?
今じゃどんなに愛しても愛されない
そんな下等に成り下がった。
首輪と手錠。
踊り乱れる。
忘れられないの、あの鼓動が
「まだ」生きてる、その事への憎悪が、
衝動となって駆け巡る。
1番大切な、「モノ」
攻撃的に鳴るベル
逃げるつもりで外にでた
どれだけ見渡しても
360°崖でしかないのに。
色の戻らないこの眼を
眼帯で塞いだのはいつだったっけ?
これじゃ見たくても見えないよ
そんな悩みに阻まれた。
規律と後悔。
忘れて崩れる。
信じていた夢、その全部が
「もう」死んでる、その事への悲しみが、
旋律となって暴れ狂う。
1番必要な、「ソレ」
12時、
自ら、
欠壊し、
断末魔で、
放り出され、
地べたを這う、
ああ、「さよなら」
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