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道を覆う 霧が鳴る電磁音
私にはうるさすぎて
イヤホンで耳を塞ぎ走り出した
見えないことにおびえる私は
どうにもできない霧を蔑ろにして
溢れかえるほどに叫んだあと
その先が見えなくなる靄が
視界を覆い尽くした
この霞が雫へと変わる頃には
藍を集めて色づいた紫陽花のように
その心強さを抱きしめたままで
枯れることなく佇んだままで
黄色になる 夜が去る春紫苑
私には儚すぎて
ひたすらに空を仰ぎ泣いていた
集めてばらまいたその花道
踏まずに通れず道を遠回りして
時間だけが過ぎ朝日を迎え
その色を初めて捉えては
視界を覆い尽くした
朝霞が花へと滴るころには
赤に染め上げ色付ける涙滴が沁みて
その土壌の中に落ちこんだままで
溶けださない痛みはどこへいく
霞が覆うすべて
そこに咲き誇る花も色も忘れ
後で嘆き行くのか
その時には私を囲う
霞を雫にその花へ
この霞が雫へと変わる頃には
藍を集めて色づいた紫陽花のように
その集真愛(あづさい)より私は染められ
溶けだしてる痛みはどこへいく
私は今何色に霞んだ
私にはうるさすぎて
イヤホンで耳を塞ぎ走り出した
見えないことにおびえる私は
どうにもできない霧を蔑ろにして
溢れかえるほどに叫んだあと
その先が見えなくなる靄が
視界を覆い尽くした
この霞が雫へと変わる頃には
藍を集めて色づいた紫陽花のように
その心強さを抱きしめたままで
枯れることなく佇んだままで
黄色になる 夜が去る春紫苑
私には儚すぎて
ひたすらに空を仰ぎ泣いていた
集めてばらまいたその花道
踏まずに通れず道を遠回りして
時間だけが過ぎ朝日を迎え
その色を初めて捉えては
視界を覆い尽くした
朝霞が花へと滴るころには
赤に染め上げ色付ける涙滴が沁みて
その土壌の中に落ちこんだままで
溶けださない痛みはどこへいく
霞が覆うすべて
そこに咲き誇る花も色も忘れ
後で嘆き行くのか
その時には私を囲う
霞を雫にその花へ
この霞が雫へと変わる頃には
藍を集めて色づいた紫陽花のように
その集真愛(あづさい)より私は染められ
溶けだしてる痛みはどこへいく
私は今何色に霞んだ
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