作詞コミュニティ Gunjo Lyrics

まるで写真みたいに
僕の頭の中にその一瞬を
焼き付けてしまいたいのさ
泣いた顔も怒った顔も
全ての瞬間を周到してさ
君という一つの移ろいを
季節のように感じたい

嗚呼
どうして記憶は欠けるのだろう
忘れていい事なんて何処にも無いのに
あの一瞬もその瞬間も
僕が生きてきた証で
君が生きてきた証なのに
だからせめて写真を撮ろう
今が色褪せてしまう前に


まるで川の流れのように
この世界は一転二転としていく
大気圏の向こう側に君を残して
呆れた顔も喜ぶ顔も
全ての瞬間を周到したかった
君という一つの世界が
消え去ってしまう前は

ねぇ
どうして僕は生きているんだろう
もう何もしたいことだなんて無いのに
この一瞬にもその瞬間にも
君の影が残っていて
君の生きていた証で
だから撮った写真だなんて見たくなくて
早く色褪せて欲しくて


いくら髪が白くなっても
いくら皺が増えてきても
いくら写真が色褪せても
消えないよ
脳裏に焼き付いている
君と春夏秋冬を巡った
この僕の恋情は

だからありったけの瞬間を周到してさ
もう一度君の世界を作ろう
あの日の君にもその日の君にも
お別れを告げてしまうために
僕は少しだけ前に進むのさ
だから
さようなら
また会いましょう
また来る春夏秋冬を
君と

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